Blogical

AWS/Salesforceを中心に様々な情報を配信していきます(/・ω・)/

【Salesforce】【Apex】Apexで取得したい項目の項目名を動的に変更する方法

こんにちは、ロジカル・アーツの石山です。
最近見つけた便利なメソッドがありましたので、
Apexで取得したい項目の項目名を動的に変更する方法についてと題して
ご紹介します。

Apexとは

Salesforceのサーバで動作するプログラミング言語になります。
型付けされたオブジェクト指向言語で、基本的にはJavaに非常によく似ている文法構造をしています。
Apexの基本的な概要については開発者ガイドに記載されておりますので、是非ご確認下さい。

紹介するsObjectメソッド

今回は、sObjectクラスのsObjectメソッドの一つの概要と簡単な応用例についてご紹介します。


sObjectメソッド:get(fieldName)メソッドについて

get(fieldName)メソッドはAccountNumber など、fieldName で指定された項目の値を返します。
例:AccountオブジェクトのNameフィールドの値を取得する場合
※使い方は一例になります。

String accName = Account.get('Name');


動的に取得する際の簡易応用例

オブジェクト内に、数値項目でtest1,test2,test3.... の様に
数値のみ異なる項目名が複数あった場合、それらの項目の値を合算する場合以下の方法があります。
(カスタム項目の場合は”__c”まで入力する必要があります。)
※応用としての使い方一例となります。

// N は任意の数値とします。
String testCount = null;
Integer sum = 0;
for(i = 0;  i < N ; i++){
testCount = 'test'+ i +'__c'; // ここでString型の変数に'testN__c'となるように格納
sum += (Integer)sObject.get(testCount);  // 対象の項目名の値をsumに合算
}


注意点

変数へデータを格納する際に、戻り値がObject型の為キャストをする必要がありますので、お気を付けください。


最後に

今回ご紹介したい内容は以上となります。
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した内容が、読者様の助けとなれば幸いです。
他にも開発者ガイドには多くのメソッドが一覧として記載されておりますので、
是非ご確認してみてください。

複雑なAWS環境の監視戦略:クラウド上での安定性を確保する方法

こんにちは、ロジカル・アーツの 眞泉です。 Amazon Web ServicesAWS)は、その柔軟性と拡張性により、企業がデジタルトランスフォーメーションを実現する上で重要な役割を果たしています。しかし、その複雑さは運用チームにとって大きな課題をもたらし、特に監視戦略の策定と実行が不可欠です。適切な監視戦略を実装することで、AWS環境の安定性と可用性を確保し、ビジネスの継続性を保護することができます。この記事では、複雑なAWS環境を効果的に監視し、クラウド上でのシステムの安定性を確保する方法について解説します。

続きを読む

【Salesforce】入力規則について

こんにちは、ロジカル・アーツの岡田です。
今回は、入力規則についてご紹介いたします。

  • 入力規則とは
  • 活用例
    • 1.未入力の場合にエラーとする/特定のユーザのみ更新可能にする
    • 2.正規表現の検証
    • 3.項目同士の比較
  • 注意点
    • 1.運用開始前に可能な限りテストを実施する
    • 2.作りすぎに注意
    • 3.エラー判定は保存ボタンのクリック時

入力規則とは

Salesforceの基本機能の一つで、レコードの作成・更新時に入力した項目がある一定の条件を満たした状態でのみ保存ができるようにルールを設定する機能です。
必須項目とは違い、入力した値に数式や条件式でルール設定ができるので質の高いデータ入力が可能になりデータ管理・分析の信頼性を高めます。
入力規則はレコードの保存ボタンのクリックをトリガーとしていますので入力してすぐにはエラーかどうか判断できないことには注意が必要です。

続きを読む

レコード上で簡易的な承認申請ができるしくみについて

こんにちは、ロジカル・アーツの岡田です。
上司に確認はしてほしいけど、「承認申請」を使用するほどでもない・・・といったことはないでしょうか?
そこで今回は承認プロセスを使わずに、上司が承認をしたかどうかを確認できるしくみを紹介します。
「承認申請」よりも簡単に使用できるしくみを取り入れることで、
業務の効率化につながると思います。 詳細は次から説明します。

  • しくみの動作について
  • 準備する項目について
  • フローの処理について
    • トリガー条件 ~ ユーザ情報取得
      • トリガー条件
      • ユーザ情報の取得
    • チェック①の分岐内容
      • 結果を実行するタイミングの設定
      • チェックを付けて更新した場合
      • チェックを外して更新した場合
    • チェック②の分岐内容~レコードの更新
      • チェック②の分岐内容
      • レコードの更新
    • さいごに
続きを読む

レコードタイプの削除方法について

こんにちは、ロジカル・アーツ 高良です。

レコードのデータを分類するために便利なレコードタイプですが、中にはプロファイルページにてレコードタイプを変更できないプロファイルがあります。

変更ができず使用中のプロファイルが残ってしまうため、レコードタイプの削除に困ったことはないでしょうか。

なお、レコードタイプが削除できない場合は、以下のような画面が表示されるかと思います。

続きを読む

【WhaTapモニタリング】Windows Server のサーバのドライブ事のアラート通知を動かしてみました

タイトル:Windows イベントのアラート通知を動かしてみた

こんにちは、ロジカル・アーツ 井上です。

モニタリングツールである、WhaTapを利用して、 Windows Server のアラート通知設定した際の気づきを紹介いたします。

Windows Server を利用していて、OSディスクの容量が不足していることで Windows Updateを失敗した経験があるかもしれません。

その際に、事前にドライブ名ごとに容量の確認ができる嬉しいですよね。 WhaTapモニタリングでその点が実現できたので、ご紹介させていただきます。

続きを読む