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AWS/Salesforceを中心に様々な情報を配信していきます(/・ω・)/

Dockerコンテナの移行とlatestタグについて

こんにちは、ロジカル・アーツの福島です。先日、ある環境上に動いているDockerコンテナを調査し、移行のためローカルで同じコンテナを動かし動作確認をするという業務を行いました。その際の大まかな流れを紹介しようと思います。また動作していたDockerコンテナのイメージのタグがlatestとなっており、ミスや事故が起こりやすい状況でしたのでその点についても注目しようと思います。

  • Dockerについて
  • イメージの取得・タグについて
  • latestタグを使用する問題点
  • 今回の対処法
  • まとめ
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Amazon CloudWatch Logsで監視対象のファイル名が日付で動的に変化する場合の設定について

こんにちは、ロジカル・アーツの福島です。先日、業務で既存のアプリケーションの改修作業があり、テスト環境に本番環境と同じCloudWatch Logsの設定を行う機会がありました。本番環境のログのPATHが日時を含む形になっており、それに対応してCloudWatch Logsの設定も動的に変化していました。一連の設定の中でcronを用いている部分に気づかず、テスト環境で動的にCloudWatch Logsの設定を変化させている方法が分かりませんでした。そこで今回はその際の一連の設定についてまとめようと思います。 なお、本文でも述べていますが、現在はCloudWatch Logsエージェントではなく、CloudWatchエージェントの使用が推奨されています。そのため、新規で設定する場合はこの記事での設定方法は参考にならない可能性があるので、ご注意ください。

  • Amazon CloudWatch Logsとは
  • cronとは
  • 前提条件
  • 作業手順
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UiPathでSalesforceとAmazon Connectをつなげてみた

 こんにちは、ロジカル・アーツの小畑です。

 この記事では、Salesforceシステム管理者向けに、UiPathを介したSalesforceAmazon Connectのインテグレーションのポイントを挙げていきます。

はじめに

 Salesforce(Service CloudもしくはSales Cloud)とAWS(Amazon Connect)とのインテグレーションのパターンは、現在ではいろいろあります。
クラウド間API連携です。

 しかし、APIがサポートされていなかった過去では、UIにプログラムを組み合わせて入出力を自動化する等、苦労していました。
この発想の延長がRPAとも言えます。

 ここでは、RPAでPoCに適しているUiPathを介して、SalesforceAmazon Connectを連携させてみます。

  • はじめに
  • 0.デモシナリオの説明と準備
  • 1.Webレコーディング(Salesforce Classic)
    • 1.1 Salesforceでの準備
      • 1.1.1 環境の確認
      • 1.1.2 取引先/取引先責任者の作成
      • 1.1.3 Salesforce Classicへの切り替え
    • 1.2 UiPath Studio での操作
      • 1.2.1 レコーディング起点となるURLへの移動
      • 1.2.2 グローバル検索のレコーディング
        • 1.2.2.1 自動レコーディング
        • 1.2.2.2 手動レコーディング
      • 1.2.3 デザイナーパネルでの編集
        • 1.2.3.1 入力ダイアログの配置
        • 1.2.3.2 メッセージボックスの配置
  • 2.“UiPath.AmazonConnect.Activities” パッケージ
    • 2.1 AWSマネジメントコンソールでの準備
      • 2.1.1 Amazon Connectインスタンスの作成
      • 2.1.2 IAM の調整
      • 2.1.3 発呼用問い合わせフローの作成
    • 2.2 UiPath Studio での操作
      • 2.2.1 Amazon Connect Scopeの配置
      • 2.2.2 「Make Voice Call」 アクティビティの配置
  • 3.UiPathプロジェクトでの“パーツ”の統合(1回目)
  • 4.“UiPath.Salesforce.Activities”パッケージ
    • 4.1 Salesforceでの準備
      • 4.1.1 接続アプリケーションの作成
    • 4.2 UiPath Studio での操作
      • 4.2.1 Salesforceアプリケーションスコープの配置
        • 4.2.1.1 テスト接続ウィザード
        • 4.2.1.2 SecureStringへの変換
      • 4.2.2 「レコードを取得」アクティビティの配置
        • 4.2.2.1 「Salesforceオブジェクトウィザード」
        • 4.2.2.2 再考
      • 4.2.3 「SOQLを実行」アクティビティの配置
  • 5.UiPathプロジェクトでの“パーツ”の統合(2回目)
  • 6.考察
  • おわりに
  • 参考サイト
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Amazon Connectインテグレーションの二つのTrailhead プロジェクトを試してみた

 こんにちは、ロジカル・アーツの小畑です。

 先日の記事「SalesforceコールセンターのTrailhead モジュール/プロジェクトを試してみた」*1では、Open CTI系のCTIパッケージを用いて、Salesforceコールセンターを構築しました。
 今回は、SalesforceコールセンターのAmazon Connectインテグレーションに関する二つのプロジェクトの実践ポイントを、比較対照を交えながら挙げていきます。手順そのものは、当該のTrailhead ページで確認をお願いします。
 対象となる方(知識の前提)は、先日の記事と同様です。
 Amazon Connectについては、過去記事「Amazon Connectについてまとめてみた」*2もありますので、参考にしていただければ幸いです。

はじめに

 本記事では、「Amazon Connectインテグレーションの構築」プロジェクト*3と「Build an Amazon Connect SSO Integration with Salesforce」 プロジェクト*4に取り組みます。ただし、この2つのプロジェクトは、Amazon Connectの最新版(5.x 系)を用いません(2020年11月~2021年1月現在)。
Amazon Connectの最新版を用いる場合は、Trailhead から外れる可能性がありますが、もしチャレンジする場合は、AWSの仕様書:
Amazon Connect CTI Adapter v5 for Salesforce Lightning Setup and Installation Guide」*5
Amazon Connect CTI Adapter v5 for Salesforce Classic Setup and Installation Guide」*6
を参照願います。

  • はじめに
  • 0.準備
  • 1.「Amazon Connectインテグレーションの構築」プロジェクト(第1プロジェクト)
    • 1.0 「Service Cloud Voice」 モジュールとの関係
    • 1.1 「Amazon Web Services (AWS) アカウントの作成」ステップ
      • 1.1.1 「AWS アカウントにサインアップする」
      • 1.1.2 「検証プロセスを完了します。」
    • 1.2 「Amazon Connectインスタンスの作成」ステップ
      • 1.2.0 「新しいTrailhead Playgroundの作成」
      • 1.2.1 「Amazon Connectインスタンスをセットアップする」
      • 1.2.2 「Amazon Connectインスタンスを設定する」
      • 1.2.3 「追加のエージェントプロファイルの作成」
    • 1.3 「Amazon Connect CTIアダプタのインストール」ステップ
      • 1.3.1 「新しいTrailhead Playgroundの起動とCTI アダプタのインストール」
    • 1.4 「Salesforce Call Centerの設定」ステップ
      • 1.4.1 「Playgroundドメインの確認」
      • 1.4.2 「Lightning アダプタドメインの確認」
      • 1.4.3 「コールセンターを設定する」
      • 1.4.4 「コールセンターユーザを管理する」
        • 1.4.4.1 「自分自身をコールセンターユーザとして追加する」
        • 1.4.4.2 「Amazon Connect権限セットをコールセンターユーザに割り当てる」
      • 1.4.5 「コンソールフォンを有効化する」
      • 1.4.6 「サービスコンソールにAmazon Connect CTIを追加する」
      • 1.4.7 「クロスドメインアクセスを確認する」
        • 1.4.7.1 「Playgroundドメイン
        • 1.4.7.2 「コールセンターアダプタドメイン
    • 1.5 「Amazon Connect CTI Adapterアダプタのテスト」ステップ
      • 1.5.1 「サービスコンソールからサインインする」
      • 1.5.2 「発信電話をかける(新しい取引先を作成する)」
  • 2.「Build an Amazon Connect SSO Integration with Salesforce」 プロジェクト(第2プロジェクト)
    • 2.0 第1プロジェクトとの関係
    • 2.1 「Create an Amazon Connect Instance」 ステップ
      • 2.1.0 「Create a New Trailhead Playground」
      • 2.1.1 「Set Up Your Amazon Connect SSO Instance」
      • 2.1.2 「Configure Your Amazon Connect Instance」
      • 2.1.3 「Create an Additional Agent Profile」
      • 2.1.4 「Collect Your Amazon Connect Instance ARN」
    • 2.2 「Check the Package and Enable Cross-Domain Access」ステップ
      • 2.2.1 「Launch Your New Trailhead Playground and Install the CTI Adapter」
      • 2.2.2 「Find Your Playground Domain」
      • 2.2.3 「Find Your Lightning Adapter Page」
      • 2.2.4 「Configure Your Call Center」
      • 2.2.5 「Manage Call Center Users and Access
        • 2.2.5.1 「Add Yourself as a Call Center User」
        • 2.2.5.2 「Assign Amazon Connect Permission Sets to Call Center Users」
      • 2.2.6 「Activate Console Phone」
      • 2.2.7 「Add Amazon Connect CTI to Service Console」
      • 2.2.8 「Ensure Cross-Domain Access
        • 2.2.8.1 「Add Your Playground Domain」
        • 2.2.8.2 「Add Your Call Center Adapter Domain」
    • 2.3 「Set Up Identity and Permissions」 ステップ
      • 2.3.1 「Configure Salesforce as an Identity Provider」
      • 2.3.2 「Configure AWS IAM」
      • 2.3.3 「Create an SSO Policy and Role」
        • 2.3.3.1 Part 1
        • 2.3.3.2 Part 2
        • 2.3.3.3 Part 3
        • 2.3.3.4 Part 4
    • 2.4 「Set Up a Connected App and Enable Single Sign-On」ステップ
      • 2.4.1 「Configure a Salesforce Connected App」
      • 2.4.2 「Refine Your Connected App with Custom Attributes and Profile Access
        • 2.4.2.1 Part 1
        • 2.4.2.2 Part 2
      • 2.4.3 「Create User in Amazon Connect」
    • 2.5 「Finalize Single Sign-On and Test the Softphone」ステップ
      • 2.5.1 「Add Your SSO and Relay URLs to the CTI Adapter Record」
      • 2.5.2 「Create an Account You Can Call」
  • 3.考察
  • おわりに
  • 参考サイト
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SalesforceコールセンターのTrailhead モジュール/プロジェクトを試してみた

 こんにちは、ロジカル・アーツの小畑です。

 この記事では、Salesforceシステム管理者向けに、Trailhead で体験できる、Salesforceコールセンターの構築に関するハンズオンのポイントを、比較対照を交えながら挙げていきます。手順そのものは、当該のTrailhead ページで確認をお願いします。
 Service Cloud に関する以下のTrailhead を履修していることを前提にしています。
・Service Cloud の基礎、具体的には、
Salesforce ClassicのService Cloud」 モジュール*1
「Lightning ExperienceのService Cloud」 モジュール*2
etc.
・Classic サービスコンソールおよびLightning サービスコンソールの基礎
※ケース管理およびナレッジ管理については、知識を直接問いません。

はじめに

 コールセンターの構築に関わるTrailhead モジュール/プロジェクトは、多くありません。
・「Lightning Experienceのコールセンターインテグレーション」モジュール*3
・「Amazon Connectインテグレーションの構築」プロジェクト*4
・「Build an Amazon Connect SSO Integration with Salesforce」 プロジェクト*5
・「Service Cloud Voice」 モジュール*6
※対象をコンタクトセンターの構築に関するものにまで拡張すると、ビジネスユーザ向けのTrailhead がクローズアップされます。

 これらに、以下の関連モジュール/プロジェクトを加えて、コールセンターの構築に関する総合的な理解を深めようと思います。
・「サービスコンソールの設定」プロジェクト(のうち「アプリケーションへのソフトフォンユーティリティの追加」ステップ)*7
・「Service Cloud のLightning Experienceへの移行」モジュール(のうち「コンソールのアップグレード」単元)*8
・「Lightning Dialer」モジュール(※このモジュールは、Service Cloud ではなく、Sales Cloud に属します(後述))

 本記事では、「Lightning Experienceのコールセンターインテグレーション」モジュールと「サービスコンソールの設定」プロジェクトに取り組みます。

  • はじめに
  • 0.準備
  • 1.「Lightning Experienceのコールセンターインテグレーション」モジュール
    • 1.0 「Lightning Dialer」モジュールとの関係
    • 1.1 「コールセンターについて」単元
    • 1.2 「コールセンターの定義」単元
      • 1.2.1 「コールセンター定義ファイルの理解」
      • 1.2.2 「Salesforceへのコールセンター定義ファイルの追加」
      • 1.2.3 ハンズオンの Challenge
    • 1.3 「コールセンターへのユーザとソフトフォンの追加」単元
      • 1.3.1 「コールセンターユーザの管理」
      • 1.3.2 「サービスコンソールへのソフトフォンの追加」
      • 1.3.3 ハンズオンの Challenge
  • 2.「サービスコンソールの設定」プロジェクト
    • 2.0 Lightning サービスコンソールとClassic サービスコンソール
    • 2.1 「Lightning サービスコンソールの設定」ステップ
      • 2.1.1 「ユーザの作成とナレッジの有効化」
      • 2.1.2 「Lightning でのSalesforceサービスコンソールの設定」
      • 2.1.3 「設定のテスト」
    • 2.2 「Lightning サービスコンソールページのカスタマイズ」ステップ
      • 2.2.1 「ケースレコードページの作成」
      • 2.2.2 「カスタムコンパクトレイアウトの作成」
    • 2.3 「アプリケーションへのソフトフォンユーティリティの追加」ステップ
      • 2.3.1 「Open CTIデモパッケージのインストール」
      • 2.3.2 「コールセンターの設定」
      • 2.3.3 「ソフトフォンレイアウトの設定」
    • 2.4 「コンソールのWeb チャットの設定」ステップ
      • 2.4.1 「ガイド付き設定フローの使用」
      • 2.4.2 「オムニチャネルユーティリティの追加」
      • 2.4.3 「オムニスーパーバイザを使用した内部情報の取得」
  • 3.考察
  • おわりに
  • 参考サイト
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FuelPHPにPHPStanを導入し静的解析をする際の拡張元クラスの読み込みの設定

こんにちは。福島です。今回はFuelPHPというPHPのwebフレームワークを使用したプロジェクトに、PHPStanという静的解析ツールを導入した時、解析対象のクラスの拡張元クラスの読み込みがうまくいかず困りましたので記事にしたいと思います。

  • 静的解析ツールとは
  • PHPStanについて
  • FuelPHPにPHPStanを導入
    • 前提条件
    • インストール方法
    • 使い方
    • 設定
  • FuelPHPに導入する際の拡張元のクラスの読み込みの設定
  • 解決策
  • まとめ
  • 参考資料
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