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Kubernetes の起動分析

こんにちは、ロジカル・アーツ 井上です。

今回は、Kubernetes 環境において起動状況の確認をすることで、コンテナリソースのモニタリングをする方法について書かせていただきます。

Kubernetes 環境を運用される方は、Podが利用するリソースの利用領域を最適化するためにどのような工夫が必要か考えたことがあると思います。

WhaTap モニタリングでは、Podの起動分析機能が用意されています。

起動分析では、Podが安定的に動作するまでの性能を分析し、リソースの安定運用を目指すことができます。

Podの優先順位の確認

Kubernetes クラスタ環境において、Quality of Service(QoS)クラスをPodに割り当てることで、

リソースモニタリングを実施する運用について記載します。

WhaTap モニタリングでは、Podのリソース状況を判断して優先順位を設定します。

Kubernetes はPod起動時に、QoSクラスがPodに割りあてられます。 ・Guaranteed ・Burstable ・BestEffort

GuaranteedのPodが作成されるのは、

 ・Pod内のすべてのコンテナにメモリーの制限と要求が与えられており、同じ値であること。

 ・Pod内のすべてのコンテナにCPUの制限と要求が与えられており、同じ値であること。

となっております。

BurstableのPodが作成されるのは、

 ・PodがGuaranteed QoSクラスの基準に満たない場合。

 ・Pod内の1つ以上のコンテナがメモリーまたはCPUの要求を与えられている場合。

BestEffortのPodが作成されるのは、

 ・Podのすべてのコンテナに対して、CPU及びメモリの上限値の要求がない場合。

となっており、リソースの上限値が設定されていないことにより優先度が低くなり、最初に終了します。

Kubernetes の環境において、Burstableのものが多くなっている状況では、リソースが不足していることが読み取れます。

逆に、Guaranteedだけになっている場合には、ノード側のリソースが豊富すぎる場合を検討しなければならないかもしれません。

全体のPod量に対してのGuaranteed、Burstableの割合アプリのパフォーマンスに対して定義しておくのがよいかと思います。

#コンテナの再起動回数による分析

WhaTap モニタリングのPod起動分析では、コンテナの起動時の詳細情報が参照できます。

状態の遷移として、Pending→Running→Stable Runnigが表示されます。

Pending区間が長い場合には、リソース不足がノード側とポート重複がしているかもしれません。

Wating状態になっている場合には、「イメージ名が正しいか」「イメージをレジストリにプッシュされているか」「イメージがプルできるか」などを確認する必要があります。

また、コンテナの再起動回数も表示されます。

再起動回数が多い場合には、起動されたコンテナが正常に動作しているか確認をしてみてください。

データローダからSalesforceへのログイン方法について

こんにちは、ロジカル・アーツの岡田です。

今回はデータローダからSalesforce環境にログインするときの方法についてまとめました。

目次

  • はじめに
  • ログイン方法について
  • デフォルトの設定の変更
  • ブラウザ認証の注意事項
  • まとめ
    • 参考文献
    • 付録
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AWSモニタリング:快適なクラウド監視、AWS CloudWatchとAPMの効果的な活用法

こんにちは、ロジカル・アーツの眞泉です。

クラウドコンピューティングの普及に伴い、企業のIT環境の運用と管理はAWSAmazon Web Services)などのクラウド環境に移行しています。しかし、クラウド上でのアプリケーションやサービスの監視は、従来のオンプレミス環境よりも複雑な課題です。

AWSモニタリングは、クラウド環境での可用性、パフォーマンス、セキュリティを確保するための重要な手段です。この記事では、AWS CloudWatchとAPM(アプリケーションパフォーマンスモニタリング)の効果的な活用方法に焦点を当て、快適なクラウド監視の実現を目指します。

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項目を詳細ページで4列にする方法

はじめに

こんにちは、ロジカル・アーツの岡田です。

項目数が多い場合に4列で項目を表示したいと思ったことはありませんか?

今回は、詳細ページで項目を4列表示する方法についてご紹介いたします。

動的フォームとは

Salesforceの動的フォームでは、条件指定により項目やセクションの表示を制御することができます。

上記に加えて、今回紹介するような項目を4列表示することも可能となります。

設定方法

レコードページのレイアウトを合わせる

レコードページのレイアウトを「ヘッダーと2つの等しい範囲」に設定します。

編集ページから動的フォームを有効化する

レコードの詳細コンポーネントを選択して「アップグレードに関するお問い合わせ」をクリックします。

※実際に問い合わせなどは発生しません(恐らくは誤翻訳かと、、、)

クリックするとポップアップが表示される場合があるので、その場合は「次へ」→レイアウトを選んで「完了」の順に操作します。

3列目、4列目となる項目を配置する

レコードの詳細コンポーネントを空いているエリアにドラック&ドロップします。

今移動させたレコードの詳細コンポーネントに対して、先ほどと同様の手順で動的フォームを有効化します。

これで完成となります。

項目の追加/削除は、項目パネルからのドラック&ドロップや各項目のごみ箱マークをクリックすることで調整できます。

終わりに

いかがだったでしょうか?

用途に合わせて最も見やすいレイアウトを検討し、効率的に利用しましょう!

WhaTapにおけるパフォーマンステストの前提条件の定義について

こんにちは、ロジカル・アーツ 井上です。

WhaTapモニタリングを利用される際に、パフォーマンステストで調べる基本的な項目の 前提条件がどのように定義されているのかまとめておきます。 パフォーマンステストは状況において項目は異なりますが、 今回説明いたします基本的な前提条件の項目は、同時接続ユーザ数、スループット応答時間についてです。 同時接続ユーザ数を測定することで、どれだけのキャパシティに耐えられるのか確認できます。 1秒当たりのスループットを調べることで、アプリケーションの耐えれる規模を確認することができます。 平均応答時間を確認することで、アプリケーションの反応速度を確認でき、同時利用者数を通じて ビジネスの最大規模を確認することができます。

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