こんにちは、ロジカルアーツの中濱です。
SalesforceのCRM Analyticsにて、会計年度の設定をしたい場合があるかと思います。
会計年度の設定は、データプレップ設定を使用する方法とカスタム会計年度を継承する方法があります。
今回は、その設定方法や、会計年度を設定した場合の注意点を解説します。
会計年度の設定方法
データプレップ設定を使用する
データプレップ設定とは、データセットに会計日付を設定することが出来る機能です。
Salesforceのクイック検索より、「データプレップ設定」と検索します。
日付設定を有効化した後、「日付設定を作成」をクリックします。
会計年度の表記は、期首月と期末月、どちらの年度に合わせるかにより設定してください。
「デフォルト」にチェックを入れた後、レシピを更新することで、会計年度が設定されます。
カスタム会計年度を継承する
組織でカスタム会計年度が有効化されている場合に、こちらの設定が可能です。
Salesforceのクイック検索より、「Analytics」と入力し、「設定」を選択します。
「Salesforceの「設定」で定義されたカスタム会計年度を継承」にチェックを入れます。
設定後レシピを更新することで、会計年度がSF内のカスタム会計年度と同じものに設定されます。
会計年度の設定時の注意点
会計年度を設定した場合、表やグラフのグループ設定について注意することがあります。
「会計月」は、会計年度の期首月から01、02、…、12と割り当てられています。
グラフやレポートにて月ごとの比較をしたい場合、会計年度に設定した期首月から始めたいものの月の表示がずれてしまい、うまくいかないことがあるかと思います。
この場合の対処方法について記載します。
会計月の順序を優先したいので、会計月を上に設定します。
最後に、会計月のグループを非表示にしてしまいます。
このように設定することで、期首月から始まっていながら、月表示は元のままで表示することが出来ます。
おわりに
SalesforceのCRM Analyticsにて、会計年度の設定方法を解説しました。
会計年度の設定をする際、この記事が参考になれば幸いです。