こんにちは、ロジカル・アーツの坂口です。
入社してから3ヶ月半のうち1ヶ月半をAWSに関する勉強にあて、知識もついてきたので、2023年7月17日にAWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト(以下、SAA)を受けてきました。
今回、合格に至るまでの勉強方法や実際に受けてみた際の所感などを書きましたので、AWSを学び始めの方や、2022年8月30日に更新された新しいバージョン(SAA-C03)について知りたい方に読んでいただけると幸いです。
はじめに
SAAとは
アマゾンが提供するクラウドサービスにアマゾンウェブサービス(Amazon Web Services)があります、そこでアプリケーション開発やオペレーションを行う知識があるのかを問われるAWS認定資格があります。
AWS認定資格にはベーシック、アソシエイト、プロフェッショナルの3つのレベルがあり、さらにアソシエイトにはアーキテクト、運用、開発の3部門があります。
今回受験したSAAはアーキテクトの部門で、AWSを利用するうえで、可用性、コスト効率、耐障害性およびスケーラビリティに優れた分散システムについて問われます。
試験内容
試験は、テストセンターでPC操作で行います。
試験時間130分、出題数65問、出題形式は4つの選択肢から1つの答えを選ぶ形式と、5つ以上の選択肢から2つ以上の答えを選ぶ形式の2パターンがあります。
試験結果は 100~1000 点で、合格基準点は720点以上になります。詳しく知りたい方は以下参照ください。
https://aws.amazon.com/jp/certification/coming-soon/
新しいバージョン (SAA-C03)について
2022年8月30日から新しいバージョン (SAA-C03) となりました。個人的には今回の試験が初めてだったので、旧バージョンとの差異は実感できませんが、公式には、分野の出題の比率が若干変更になったとされています。「AWSではセキュリティが最優先事項となります。」と謳っていることもあり、セキュリティ分野が6%アップしていました。変更といっても出題比率の変更なので、SAA-C02の頃の勉強しかしてないという方も安心して受験できると思います。
第1分野:セキュアなアーキテクチャの設計 30%(6%up)
第2分野:弾力性に優れたアーキテクチャの設計 26%(4%down)
第3分野:高性能アーキテクチャの設計 (24%down)
第4分野:コストを最適化したアーキテクチャの設計 20%(2%up)
わたしの予備知識
私自身は、独学でJavaScriptやPHPを、研修で2か月Javaを学んではいたのですが、AWSに関しては触ったことはありませんでした。下記の教材を使った学習中も、専門用語が頻出してそれを一から調べなおすといったことを繰り返していました。 AWS学習を始めての1ヶ月半は、業務時間のほとんどを勉強に当てることができたのでAWSに関する知識は深まりました。
使用した教材
・udemy(これだけでOK! AWS認定ソリューションアーキテクトーアソシエイト試験突破講座)
・YouTube(ソリューションアーキテクトアソシエイト試験対策動画)
・AWS WEB問題集 (TechStock)
どのように学習したか
udemy(これだけでOK! AWS認定ソリューションアーキテクトーアソシエイト試験突破講座)
講師がAWSサービスについて説明してくれて、ハンズオンを通して各サービスの操作方法も紹介してくれます。
サービス毎に復習問題が数問あり、最終セクションには模擬試験が3つあります。
ハンズオンを通して各サービスが大まかになにをしているのか、AWSはクラウドを通してどの様なサービスを提供したいのか、IT業界の専門用語の学習をしました。
ここでは、基本的な知識とどのようにサービスを使用するかを学びました。専門用語を調べながら、ハンズオンで実際にAWSを操作してみるという形だったので時間がかかり、私の1ヶ月半の学習期間の半分はudemyで費やしました。
一通りハンズオンありで学習したあとは、模擬試験で間違えた分野をハンズオンなしで復習していました。
※ハンズオンで学習する際は、サービスの使用料金に留意してください。サービスを使用したまま放置しておくと、膨大な使用料金がかかります。
https://www.udemy.com/course/aws-associate/
ちなみに新しいバージョン (SAA-C03)に内容も順次更新してくれていました。
YouTube(ソリューションアーキテクトアソシエイト試験対策動画)
AWS SAA認定試験の対策動画になります。 学習の仕方や参考書の紹介、出題ポイントを押さえた各サービスの解説などが取り上げられています。1時間半ほどの視聴時間なので、私は試験前の全体の復習として活用していました。
AWS WEB問題集(TechStock)
AWS認定試験のオンライン学習サイトになります。
短文で問題文は理解しやすいが細かい所まで問われるので各サービスを使う理由、似たようなサービスの違いについての理解が深まりました。 また問題集だけでなく、実際の試験をシミュレーションした本試験モードもあり、複数の異なる学びを通して効率よく学習できます。
私は一通り問題を解き終えた後、間違えた問題をランダムに出題する機能を活用して復習していました。
まとめ
私が初めにTechStockの本試験モードを受けた際は、正答率は85%でした。そこで安心してしまい、1週間後にSAA-C03受験を予約してしまったのですが、その後もう一度本試験モードを受けてみると65%の正答率だったのでとても焦りました。 個人的にはudemyの模擬試験が最も難しく、本番とTechStockが同程度の難易度に感じました。なので今回紹介した教材を一通り学習し終えた後、時間のある方はudemyの模擬試験を、そうでない方はTechStockの本試験モードや問題集を重点的に学習することをお勧めします。
参考サイト
【未経験】【資格】AWS ソリューションアーキテクト(SAA) 合格までの勉強方法(約50時間) - Qiita