こんにちは、ロジカル・アーツ 井上です。
DBのチューニングやモニタリングで必要になるメトリックスの項目について紹介します。 今回は、WhaTapモニタリングのMySQL モニタリングで出力されるメトリックスについて紹介いたします。
WhaTap モニタリングによって出力される各メトリックスについてまとめてみました。 メトリックの詳細について理解できるものを記載していきます。 メトリックスのフィールド名はWhaTap モニタリングの画面にて出力されるものを記述してます。
1.DBメトリックス
2.MySQL
フィールド名 | 説明 |
---|---|
Aborted_connects | サーバー接続エラーの回数 |
active_sessions | クエリを実行中されているセッション数。Threads_runningと同じ |
Connection_errors_internal | サーバーエラーによって拒否されたコネクション数 |
Connection_errors_max_connections | DBのマックスコネクション設定で拒否されたコネクション |
Connections | DB接続の試行回数 |
Max_used_connections | startup以降に使用される最大コネクション数 |
Threads_connected | 現在接続されているセッション数 |
max_connections | 最大同時クライアント接続とコネクション数 |
Bytes_received | Bytes_received はすべてのクライアントから受信したバイト数.受信データが多い=クライアントからの書き込み処理が多い状態とわかる |
Bytes_sent | Bytes_sentはDBから送信されるデータのバイト数送信データが多い=クライアントへの読み取り作業処理が多い状態とわかる |
Created_tmp_disk_tables | コマンドの実行中にサーバーのディスク上に作成された一時テーブルの数 |
Created_tmp_files | mysqldによって作成された一時ファイル数 |
Created_tmp_tables | コマンドの実行中にサーバーによって作成された内部一時テーブルの数 |
Innodb_buffer_pool_bytes_dirty | バッファプール上のダーティデータ数が表示される。ダーティページは、ディスク更新が発生するデータ.ディスク更新が発生するプロセスのため、この数値が増加すると性能の低下につながる。また、ライタープロセスが正常な設定になっているか確認ができる |
Innodb_buffer_pool_pages_data | 全体バッファプールで現在使用中のバッファプールページ数 |
Innodb_buffer_pool_pages_dirty | バッファプールのデータで変更されたページ数(ダーティページ数) |
Innodb_buffer_pool_pages_flushed | バッファプールからページをフラッシュするためのリクエスト数.フラッシュ処理が増加するとディスク性能への影響が発生するためのモニタリングするメトリックス |
Innodb_buffer_pool_pages_free | 全体バッファプールの未使用(使用可能な) ページ数 |
Innodb_buffer_pool_pages_total | 全体バッファプールのページ数 |
Innodb_buffer_pool_read_requests | バッファプールで処理された読み込みリクエスト数.この数値が低い場合は、バッファプールサイズが最適に設定されていないことになる |
Innodb_buffer_pool_reads | ディスクから直接読み込みされた回数 |
Innodb_data_reads | OSファイルを読み込みされた合計数 |
Innodb_data_writes | OSファイルに書き込みされた合計数 |
Innodb_dblwr_writes | OSやDBがクラッシュした際に利用される二重書き込み処理されたデータ数 |
Innodb_log_waits | MySQL Resource|ログバッファーが小さいことで、書き込み処理が待機した回数 |
Innodb_log_writes | Redo logファイルへの物理書き込み数 |
DBチューニングにはDBエンジンの動作と各種パラメータを理解しないと着手できないことのきっかけになれば幸いです。