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Salesforce World Tour Tokyo を視聴しました -B2Bマーケティングのジレンマを乗り超える データ活用 と 実践方法-

こんにちは、ロジカル・アーツの西田です。

2022年11月29日と30日の2日間、Salesforceの国内最大のイベント『 Salesforce World Tour Tokyo 』が ザ・プリンスパークタワー東京 で開催されました。

3年ぶりに会場にお客様をお招きして開催した今回のイベントは、オンライン視聴者も含めると1万7,000名が登録したそうです。

私は、2日目の2つのセッションをオンライン視聴したので、セッションごとにシェアしようと思います。

はじめに

B2Bマーケターは日々ジレンマや、厳しい現実と向き合っています。

マーケティングをよく知らない立場の方々から下記のようなイメージを持たれています。
 ・コストセンタ
 ・マーケが獲得したリードの信憑性を疑われる
 ・営業成績にどう結びついているのか見えにくい不信感
 ・結構なお金を使う部署
 ・売上への貢献度が測定しづらい ete...

B2Bマーケティングの本来の目的を達成するためには、このようなジレンマを一つずつポジティブな要素に変えていく必要があります。

Salesforce World Tour Tokyo 』で、どのようなステップでどのようにポジティブに変換したかの登壇がありました。 パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社の取り組み事例と、Dreamforceで発表されたAccount Engagement(旧Pardot)の新機能の中からマーケティング活動のデータ活用と、ジレンマの乗り越え方をシェアします。

実践事例

パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社の取り組み事例を紹介します。

●取り組み事例

事例① ~マーケティング用語の翻訳~
 分かりづらいマーケティング用語を社内用語に変換し、マニュアル化

事例② ~Pardotカフェ(オンライン)~
 Account Engagement(旧Pardot)に関する悩みを気軽に打ち明けられる「コミュニティ」を発足(毎週1回16:00~)
 アジェンダ無し、叱責なし、強制出席なしという3つの条件を定め、Account Engagement(旧Pardot)に対するハードルを下げる効果を期待

事例③ ~Pardotコンテスト開催(活用選手権)~
 Account Engagement(旧Pardot)を使った事例紹介を組織で共有し、デジタルマーケティングユーザーを増やす目的

●2年間取り組んだ結果

社内のAccount Engagement(旧Pardot)ユーザー
 2020年 4名
 2021年 100名
 2022年 300名

前年比
 メール送信件数 215%
 ターゲット顧客数 116%

新機能

次に、Dreamforceで発表された2022年注目の新機能を3つ紹介します。

ポイントは、「B2Bマーケティングは、データでさらにつながる」ということです。

●外部アクション
 Engagement Studioから外部ツールで別チャネルのフォローを行いたい
 Account Engagement(旧Pardot)から外部のサードパーティツールに対してアクションを働きかけるもの
 例)メールを送った顧客が反応してくれない場合、LINEやSMSを通じて再度メールを通知する

●外部アクティビティ
 外部ツールからAccountEngagement(旧Pardot)のオートメーションで次のメール送信を分岐したい
 例)アンケートの結果を元にEngagementStudioのシナリオによって分岐を変える
 例)zoomとの連携:zoomの参加・欠席の結果によって分岐を変える

●Slack For Account Engagement
 プロスペクトの情報をslackに送信して関係者と会話しながら素早いフォローを行いたい
 例)セミナーの参加者をslacksに通知することで関係各所の方々がすぐに動きをとれる

まとめ

組織にしても、テクノロジーにしても、人が繋げるのではなく、システムが自動的に繋がっていく世界を実現することで、ジレンマを一つずつ解消するキーになるのではないか。AccountEngagement(旧Pardot)の進化に期待

おわりに

自社になじむ形でAccountEngagement(旧Pardot)を取り込んでいくという事例は、参考になりました。AccountEngagement(旧Pardot)以外にも当てはめることができると思いました。
私自身、まだまだAccountEngagement(旧Pardot)は勉強中なので、より理解を深めたいと思いました。

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参考サイト