日頃よりお世話になっております。
ロジカル・アーツ株式会社のSE 輪島 幸治です。
Salesforceのパートナー企業向けウェビナーのコンテンツが共有されていたので、 SalesCloud (取引先や取引先責任者などのコアCRM側)とPardotを連携させる機能のコンテンツを拝見しました。
検証させて頂いたのでPardotの構築方法について簡単にまとめさせて頂こうと思います。*1
この記事では、 PardotレコードとSalesCloudの商談レコードの同期および、 Engagement Studio機能について記載させて頂きます。
Sales&Pardot連携の3本目の記事です。
Pardotについて
Pardotは、Salesforce のSalesforce Customer 360プロダクトの一つにある B2B マーケティングオートメーションソリューションです。
・Marketing Cloud - Pardotのご紹介 www.salesforce.com
・Trailhead - Pardot Lightning アプリケーションの基本 trailhead.salesforce.com
imidas - イミダス - 時事用語事典 - マーケティングオートメーション[marketing automation]
設定手順
PardotレコードとSalesCloudの商談レコードの同期
1.グローバル検索に、"緒花株式会社"と入力して、商談レコードを表示させます。
2.[クローズ済み]を選択して、[フェーズを完了としてマーク]を押下します。
3.この商談をクローズの表示がされますので、フェーズ項目で"Closed Lost"を選択して、[保存]を押下します。
4.フェーズが[Closed Lost]となっていることを確認します。
5.Pardotの見込み客のタブを表示して、プロスペクトをクリックします。
6.プロスペクトの詳細画面が表示されたら、[CRMと同期]をクリックします。
7.10分から15分程度で、Pardotにレコードが同期され、フェーズが更新されていることを確認します。*2
失注リストの作成
1.画面左側のセグメンテーションリストをクリックします。
2.[リストを追加]を押下します。
3.リスト情報を入力して、[ルールを設定]を押下します。
4.ダイナミックリストルールの画面にて、[新しいルールを追加]を押下します。
5.ダイナミックリストルールをプロスペクトの商談の状況
、不成立の商談
で設定して、[ルールを実行]を押下します。
6.失注リスト[ダイナミック]が作成されたことを確認します。
失注客へのフォローシナリオ
1.[オートメーション]タブをクリックします。
2.Engagement Studioの画面が表示されますので、[+Engagement プログラムを追加]を押下します。
3.Engagement プログラムを作成する画面が表示されますので、名前に'失注客へのフォロー'、受信者リストに'失注リスト'を設定して、[保存]を押下します。
4.1つ目の要素を設定します。[開始]と[終了]の間にある[+]のボタンを押下します。
5.[トリガー]を選択します。
6.トリガーの[カスタムリダイレクトのクリック]を選択します。
7."プロスペクトがカスタムリダイレクトをクリックしました"にて、[特定のカスタムリダイレクト][公式サイト]を選択して、[保存]を押下します。
8.2つ目の要素を設定します。[カスタムリダイレクトのクリック]の右側にある[+]のボタンを押下します。
9.[アクション]をクリックします。
10.[メールを送信]をクリックします。
11.プロスペクトを送信にて新製品紹介
を選択して、[保存]を押下します。
12.Engagement Studioを使用した失注客へのフォローシナリオが作成できたことを確認します。
PardotレコードとSalesCloudの商談レコードの同期については、以上です。
本記事では、Engagement Studio機能についてもご紹介させて頂きました。
次は、取引先責任者ページレイアウトの設定についてご紹介させて頂きたいと思います。
よろしくお願いいたします。
弊社について
・ロジカル・アーツ株式会社 - AppExchange
弊社の特長
・Salesforce導入コンサルティングサービス (SalesCloud/ServiceCloud/CommunityCloud/AppCloud/Pardot/Einstein Analytics/EinsteinChatBot)
・Salesforceへの機能移行、データ移行サービス、サポートサービス 新規はもちろん、既存システムを活用・併用しながらのSalesforce運用も支援いたします。
・カスタムアプリケーション開発 弊社のサービスのひとつである、派遣業務にて、Salesforceを活用しております。
*1:Pardot関連のコンテンツですが、私が画面スクリーンショットを取得したり 、補足説明を記載させて頂いているのですが、弊社、技術部のエンジニアチーム協力のもと作成をさせて頂いております。
*2:Pardotは元々の別のベンダー製品でしたが、2012年にExactTarget(現在のSalesforce Marketing Cloud)に買収され、その後、そのExactTargetが2013年にSalesforceに買収されたため、Salesforce Customer 360のプロダクトとなったプロダクトです。
このため、現状、レコードの同期には時間が掛かるのだと思います。参考まで。
・ExactTargetがiGoDigitalとPardotを買収
https://www.forrester.com/blogs/12-10-11-exacttarget_acquires_igodigital_and_pardot/
・セールスフォース・ドットコム、ExactTarget社買収で最終合意
https://www.salesforce.com/jp/company/news-press/press-releases/2013/06/130606/