こんにちは、ロジカル・アーツの松田です。
あるお客様では「行動(カレンダー)」を日報代わりに使用しておられ、「行動」の「名前(WhoID)」に入力されている「取引先責任者」の人数が多いほど評価されるという基準がありました。 この「行動」の「名前」には複数の「取引先責任者」を設定することができるため、設定された件数を取得したかったのですが、少しコツが必要でしたので紹介します。
「行動」の「名前(WhoID)」とは?
例えばカレンダーにミーティングを登録する際、ミーティングで会う人を設定するものです。 以下のようにすることでお客様のだれと会うかを設定できます。
「行動」の「名前」に複数の「取引先責任者」を設定するための準備
デフォルトでは「行動」の「名前」には「取引先責任者」が1件しか登録できません。 以下の「ユーザーが複数取引先責任者をToDoと行動に関連付けられるようにする 」を有効化することで、複数登録できるようになります。
「名前」に複数の「取引先責任者」が設定できるようになりました。
「行動」の「名前」の件数の取得
ではここから本題の件数の取得について説明します。 最初は「名前」を分割して取得しようとしたのですが、うまくいきませんでした。 調査したところ「リレーション件数(Whocount)」で取得できることがわかりました。
試しにレポートで出力したところ以下のように出力ができました。
※画像の2件目のレコードが「取引先責任者」が複数紐づいている「行動」です。 レポートで表示すると最初の1人しか表示されないようです。
「リレーション件数(Whocount)」を使用することで、「行動」の「名前」に何件紐づいているかが取得できました。
最後に
「リレーション件数(Whocount)」について紹介しました。 サンプルのようにレポートで出力したり、フローで計算に使うこともできます。 この記事がお役に立てれば幸いです。