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Salesforceでブランドサイト構築 - Experience Cloud(1) - 初期設定

日頃よりお世話になっております。

ロジカル・アーツ株式会社のSE 輪島 幸治です。

昨今では、企業文化や風土の変革を目的としたデジタルトランスフォーメーション(DX:Digital Transformation)が話題ですが、 SalesforceにExperience Cloudという簡単に企業のブランドサイトを構築できる機能があるのでご紹介させて頂きます。 *1

情報・知識&オピニオン imidas - イミダス - DX(デジタル変革)

注意事項

  • この記事はExperience Cloudの機能を紹介するのが目的です。
  • Experience Cloudの記事はパートナー企業のみに提供されているパッケージを使用しています。 (記事を読んでも、パートナー企業向けウェビナーのコンテンツなので、一般企業のエンジニアの方は検証はできません。)
  • Experience Cloud検証したい場合は、Trailheadのトレイルにある関連モジュールを使用して、検証して下さい。

この記事では、Experience Cloudの初期設定について記載させて頂きます。 Experience Cloudの1本目の記事です。

Experience Cloudについて

Experience Cloudですが、Salesforce Winter'21にて、Community Cloudから名称変更されたコアCRM機能の一つです。 エクスペリエンスビルダーという機能を使用して、テンプレートを使用してドラッグ&ドロップで、 簡単に企業のブランドサイトを構築することができます。

HTMLでサイト構築するよりも早く、プラットフォーム内に格納された情報を使用した Webサイトやポータルサイトが素早く構築できることが大きなメリットです。

www.salesforce.com

Salesforce ヘルプ & トレーニング - Experience Cloud の概要

Salesforce ヘルプ & トレーニング - Experience Cloud (旧 Community Cloud) を動画で学ぶ

TrailheadのExperience Cloudトレイルには、ナレッジ機能やチャットエージェント機能を用いた学習コンテンツがあります。

trailhead.salesforce.com

設定手順

初期設定(私のドメインの有効化)

1.設定を表示します。

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図1

2.クイック検索メニューに私のドメインと入力して、私のドメインのリンクをクリックします。

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図2

3.使用するSalesforceの環境にて、私のドメインが有効化されていることを確認します。

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図3

初期設定(パッケージのインストール)

Experience Cloudで使用するパッケージをインストールします。

本記事では、CMS Content Type ManagerCommunity Cloud Hands-on for Salesforce partnerというパッケージを使用します。 Community Cloud Hands-on for Salesforce partnerのパッケージについては、 Salesforceの認定パートナー企業向けに共有頂いているパッケージです。

このため、外部公開されていないパッケージなので、 手動設定にて対応頂くか、他のパッケージにて代替下さい。

1.まず、CMS Content Type ManagerをインストールするためにAppexchangeにアクセスします。

appexchange.salesforce.com

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図4

2.インストールする環境を指定して、[Install in Production]を押下します。

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図5

3.使用許諾を読み、"I have read and agree to the terms and conditions"にチェックを入れて、[Confirm and Install]を押下します。

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図6

4.インストールする環境のログインID、パスワードでログインします。

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図7

5."管理者のみのインストール"を選択して、[インストール]を押下します。

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図8

6.インストールの完了を待って、[完了]を押下します。

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図9

7.インストールが完了するとメールが届きます。

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図10

8.Community Cloud Hands-on for Salesforce partnerのパッケージをインストールします。 パッケージについては、公開されていないパッケージなので、インストールはできません。 インストールの流れについては、、CMS Content Type Managerと同じです。

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図11

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図12

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図13

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図14

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図15

9.パッケージ画面にて、Community Cloud Hands-on for Salesforce partnerCMS Content Type Managerがインストールされていることを確認します。

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図16

10.画面右上のクイック検索メニューにデジタルエクスペリエンスと入力して、デジタルエクスペリエンスをクリックします。

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図17

11.エクスペリエンスの画面が表示されましたら、"デジタルエクスペリエンスを有効化"のセクションにある"デジタルエクスペリエンスを有効化"にチェックを入れます。

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図18

12.ドメイン名を選択して下さいの画面が表示されますので、ドメインを入力して、[選択可能か調べる]を押下します。

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図19

13."成功しました。ドメイン名を利用できます。"の表示を確認して、[保存]を押下します。

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図20

14.ポップアップウィンドウにて、"デジタルエクスペリエンスを有効化してドメイン名を登録しますか?"が表示されましたら、[OK]を押下します。

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図21

15."成功しました。これで新規のExperience Cloudサイトを作成できます。"の表示を確認して、[新規]を押下します。

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図22

16."お気に入りのエクスペリエンスの選択"の画面が表示されますので、"カスタマーサービス"を選択して、クリックします。

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図23

17.[使用を開始する]を押下します。

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図24

18.名前、URLを入力して、[作成]を押下します。この記事では、名前にハンズオン、URLにhandsonと入力します。

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図25

19.Experience Cloudの作成中の画面が表示されますので、しばらく待ちます。

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図26

20.作成が完了して、メニューが表示されましたら、[管理]を押下します。

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図27

21.管理の設定メニューが表示されましたら、[有効化]をクリックします。

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図28

22.Experience Cloudサイトを有効化すると、メールが送信されます。

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図29

23.Experience Cloudサイトにアクセスして、有効化されたExperience Cloudサイトを表示します。

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図30

24.画面が表示されましたら、画面右上の[公開]をクリックします。

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図31

25."サイトを公開しますか?"の画面が表示されましたら、[公開]を押下します。

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図32

26.変更が反映され、"設定は今すぐ公開されます。変更が適用されると、確認メールが送信されます。"の表示を開始して、[了解]を押下します。

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図33

27.サイトが公開されると、メールが送信されます。

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図34

28.表示されているExperience Cloudが外部公開されます。外部公開すると一般ユーザも使用することができるポータルサイトを構築することができます。

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図35

29.外向けに公開されているURLにアクセスすると、作成したExperience Cloudが公開され、 企業のブランドサイトが構築されていることが確認できます。

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図36

Experience Cloudの初期設定については、以上です。 次は、Communityの基本設定についてご紹介させて頂きたいと思います。

よろしくお願いいたします。

弊社について

・ロジカル・アーツ株式会社 - AppExchange

appexchangejp.salesforce.com

弊社の特長

Salesforce導入コンサルティングサービス (SalesCloud/ServiceCloud/CommunityCloud/AppCloud/Pardot/Einstein Analytics/EinsteinChatBot)

Salesforceへの機能移行、データ移行サービス、サポートサービス  新規はもちろん、既存システムを活用・併用しながらのSalesforce運用も支援いたします。

・カスタムアプリケーション開発  弊社のサービスのひとつである、派遣業務にて、Salesforceを活用しております。

*1:Experience Cloud関連のコンテンツですが、私が画面スクリーンショットを取得したり 、補足説明を記載させて頂いているのですが、弊社、技術部のエンジニアチーム協力のもと作成をさせて頂いております。