日頃よりお世話になっております。
ロジカル・アーツ株式会社のSE 輪島 幸治です。
Salesforceのパートナー企業向けウェビナーのMulesoftのコンテンツが共有されていたので、 検証させて頂いたのでMulesoftで検証した結果について簡単にまとめさせて頂こうと思います。
この記事では、API ビルドについてをご紹介させて頂きます。
Mulesoftについて
Mulesoftは、Salesforce のSalesforce Customer 360プロダクトの一つにある クラウドインテグレーション(iPaaS:Integration platform as a service)プラットフォームです。
・MuleSoft Anypoint Platform www.salesforce.com
クラウドインテグレーションは、データ、プロセス、 サービス指向アーキテクチャ (SOA)、およびアプリケーション統合に対処するクラウドコンピューティングサービスとして提供されるシステム統合ビジネスの一形態である。
前回の記事
設定手順
Anypoint Platform APIビルド
この記事では、公開Exchangeから既存のAPI仕様を調査する方法を説明してから、 Anypoint Platformを使用したAPIビルドをご紹介させて頂きます。
1.まず、ユーザ名、パスワードを使用して、Anypoint Platformにログインします。
・Anypoint Platform
2.Anypoint Platformにログイン後、Exchangeのセクションにある[Discover & share]から、 公開Exchangeから既存のAPI仕様を調査することができます。[Discover & share]を押下します。
3.Exchangeの画面が表示されましたら、[All types]>[REST APIs]をクリックします。
4.画面右上のメニューをクリックして、メニューを表示させ、[Design Center]をクリックします。
5.Design Center画面を表示して、[Create new]>[New API Spec]を押下します。
6.New API Specのウィンドウが表示されましたら、API TitleとAPI Specを設定して、[Create API Spec]を押下します。
Nameには、hello-world
と入力して、"I'm comfortable designing it on my own"の選択リストでは、RAML 1.0
を選択します。
7.API Designer エディタの画面が表示され、エディタにサンプルのRAML定義が表示されていることを確認します。
8.次のRAMLをコピーして、API Designer エディタにペーストします。
#%RAML 1.0 title: hello, world version: v1 description: A greeting for the world types: greeting: properties: todays-greeting: string /greeting: get: responses: 200: body: application/json: type: greeting example: {todays-greeting: "test-greeting"} 404: body: application/json: properties: message: string example: | { "message" : "Greeting not found" }
ステップ 2.API 仕様の設計:https://docs.mulesoft.com/jp/general/api-led-design
9.API Designer エディタにペーストしたら、API endpointsセクションにて、[GET]をクリックします。
10.Responseのセクションにexamplesが表示され、ステータスコードが200の場合と404の場合のレスポンスが画面に表示されます。レスポンス確認後、右上の[Try it]を押下します。
11.[Send]を押下します。
12.APIへのリクエストが行われ、Response値が返却されます。右下の点記号のボタンをクリックします。
13.メニューが表示されますので、"Response details"をクリックします。
14.Response detailsが表示されていることを確認します。
15.画面右上の[Publish]をクリックして、[Publish to Exchange]を押下します。
16.Exchangeに共有するAPI仕様が表示されますので、必要事項を入力して、[Publish to Exchange]を押下します。
17.[Done]を押下します。
18.作成したAPIがExchangeに共有されていることを確認するために、Design CenterからExchangeに移動します。画面右上のメニューをクリックします。
19.Exchangeをクリックします。
20.Exchangeを表示すると、作成したAPIがExchangeに共有されていることを確認します。APIをクリックします。
21.[Share]をクリックします。
22.CollaboratorsとPublicに共有できることを確認します。デフォルトはCollaboratorsになっているので、Publicをクリックすることで、共有時のオプションを確認できます。
MulesoftのAPI ビルドについては、以上です。
Mulesoftで検証させて頂いた範囲は、API ビルドまでで、Anypoint StudioやAdvanced REST クライアントについては、未検証なので、改めて評価したいと思います。
よろしくお願いいたします。
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